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イベントトリガによる区間データ出力

特定イベントが発生している区間のデータのみをCSVとして保存し、必要なデータを効率よく活用できるようにする。

  • 特定イベント発生中のデータだけを残す方法
  • 常時記録ではなく、必要区間のみを抽出する方法
  • PLC信号をトリガにして記録開始・終了を制御する方法

PLCから以下のデータを収集しており、signalがON(=1)になった時点からOFF(=0)になる時点までのデータをCSVファイルとして保存する。

  • signal(信号)
  • temperature(温度)
  • humidity(湿度)
  • PLCコレクタ(データ収集)
  • イベントトリガ(開始条件・終了条件の判定)
  • CSVシリアライザ(受け取ったデータをCSV化)
  • ファイルエミッタ(CSVデータをファイルとして保存)
  1. PLCコレクタでsignal, temperature, humidityのデータを収集
  2. signalの値をもとにイベントトリガで開始・終了を判定
  3. イベントトリガの開始・終了条件をもとにCSVシリアライザでその区間のデータを作成
  4. ファイルエミッタでCSVシリアライザからのデータをファイルとして保存
  1. PLCコレクタの設定を行います。 PLCの接続先や収集対象のデータなどを指定し、保存します。

  2. 続いてイベントトリガの設定を行います。 イベントトリガ新規登録時は、入力ポートに接続するコンポーネントを選択するダイアログが表示されるので、PLCコレクタを選択し、接続をクリックします。
    ※PLCコレクタが起動してないと選択できないためあらかじめ起動しておいてください。▶ボタンからも起動できます。

    接続後、イベントトリガで開始イベント、終了イベントの条件などを指定し、保存します。

  3. CSVシリアライザの設定を行います。

    設定保存後、PLCコレクタとCSVシリアライザ、イベントトリガとCSVシリアライザをフローリンクで接続します。

    続けて、CSVシリアライザの入力ポートを右クリックし、入力ポート設定を開きます。 イベントを使用するにチェックを入れ、イベントには手順2で設定したイベントトリガを選択し、保存します。
    ※イベントトリガを起動していないとイベントを使用するの設定ができないため、あらかじめ起動しておいてください。

  4. 最後にFileエミッタの設定を行います。

    設定保存後、CSVシリアライザとFileエミッタをフローリンクで接続します。

  5. 各コンポーネントを起動します。

Fileエミッタの設定画面から、期間を指定して保存されているファイルをダウンロードすることができます。 ダウンロードしたファイルは、zip形式になっているので展開して利用します。

ダウンロードしたCSVの内容は以下のようになっており、signal=1になったタイミングからsignal=0になるまでのデータが切り出されていることが分かります。
ダウンロードしたCSVファイルのサンプル

イベントトリガ(DetectSignalWindow)のデータも一緒にCSVへ出力されるため、不要な場合はCSVシリアライザの入力ポート設定にて、対象となるデータ(今回の場合はDetectSignalWindowの全データ)を指定しRAW DATAをOFFにすることで、CSVから除外することが可能です。

CSVシリアライザのファイル切替について

Section titled “CSVシリアライザのファイル切替について”

CSVシリアライザの仕様として、今回のようにイベントを使用している場合、基本的にイベントの開始から終了までのデータを一つのCSVファイルとして出力しますが、イベントの発生タイミングと切替設定(切替時間、切替件数、切替ウィンドウ数)によっては、ファイルが分割されることがあります。 ファイルが分割される例として、切替時間が60秒の場合、 イベントの開始から終了までに100秒かかると切替時間の60秒によって一度ファイルが出力され、その後、終了イベントが発生したタイミングで残りのデータが別のファイルに出力されます。もし分割を避けるなら切替時間を大きめに設定する必要があります。今回の例でいうと切替時間を110秒程度に設定しておくことで、イベントの開始から終了までが110秒以内に終了すれば1つのファイルに出力することができます。
※ただし、現時点(2026-07-14)では、切替時間は最大でも3600秒(1時間)までとなっています。

この事例で使用したプロジェクトファイルをダウンロードできます。 SpeeDBee Synapseにインポートすることで、構成をそのまま再現して確認できます。
通常版のプロジェクトファイルを利用する場合は、PLCコレクタの接続先設定などを利用環境に合わせて変更してください。 まずはデータフローの動作を手軽に確認したい場合は、PLCコレクタをシミュレーションモードで設定したプロジェクトファイルをご利用ください。
※こちらのプロジェクトファイルは、SpeeDBee Synapseバージョン4.9.9以降でインポートが可能です。